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編集部レビュー
あらきかなおによる、突然女体化した立花ゆうまがアイドルとして過ごす日々を描くシリーズの一冊。今回は仲間とのお泊まり会が舞台で、女体化した主人公と同じグループのアイドル二人という三人の関係が描かれる。元男子がアイドルとして見られる側に回っている、という設定の倒錯がこの作品の出発点だ。
お泊まり会の夜、ゆうまは仲間の視線を浴びながら、男だった自分が女の体で求められていることに反発と興奮を同時に抱えていく。「俺が元は男だって教えてやる」と強がる口ぶりのまま流されていく姿は、意地の張り方が素直でなく、そこがとにかくエロい。モノクロのトーンを重ねた描き込みが細かく、肌の汗や衣服の柄まで密に描かれているので、一枚ごとの情報量が多い。
人を選ぶのは、主人公の内心の言葉づかいが男のままである点だ。女の子らしく変わっていく過程を求める人には、この「中身は男」の温度が合わないかもしれない。3冊目にあたるが、前の2冊を知らなくても読めるという作者の言葉どおり、入口としても手に取りやすい。
こんな人向け
- 中身は男のままのTSものを読みたい人
- 強がる口調と体の反応のギャップが好きな人
- シリーズ途中からでも気軽に読み始めたいときに向く
逆に、こんな人には向きません
- 女体化後に心まで女の子らしくなる展開を求める人
- 性転換の設定そのものに抵抗がある人
この記事を編集・執筆した人
INO(イノ) ヨミバコ編集部・男性向け同人漫画担当
元同人漫画家。現在も趣味で創作活動を続けながら、毎日、新作のエロ漫画・同人漫画をチェックしています。
描き手として培った視点を活かし、構図や演出、キャラクターの見せ方、シチュエーション、性癖傾向まで掘り下げて作品を紹介。同人サークルへの企画案や作品づくりに役立つ情報の提供も行っています。
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